『ヨルムンガンド 5 イラスト集付』
人を殺しすぎた人間は ある日、ドラゴンに変わるんだ。
金で地を踏みしめ権力で空を飛ぶ怪物
暴力はますます強くなり、人の言葉なんて通じなくなっていく。
人はこの世にドラゴンがいることを許せない。
自分たちが生んだ怪物だというのに。
ドラゴン殺しは 最高の名誉。
五つの陸を食らい尽くし
三つの海を飲み干しても
空だけはどうすることもできない。
翼も手も足もないこの身では。
我は世界蛇。
我が名はヨルムンガンド。
巻頭のエピグラフが以前から気になっていたので、雑誌連載時に、エピソード冒頭で今回の任務が”空輸”であると語られ「ココと飛んだ空じゃロクな目に遭わねェ」との台詞を読み「この話は、物語の重要な転回点になるんじゃないか」とかなりわくわくしたのを覚えている。
作者はこういったほのめかしがうまいな〜と思う。
- 作者: 高橋慶太郎
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2008/10/17
- メディア: 単行本
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